配線ダクトが持つ機能と主流製品について

どのご家庭でもテレビや電話・マッサージチェアなど、家電が少なくとも5つ以上は備わっていることでしょう。生活必需品となった家電は、1つでも使えなくなると大変不便なものです。電源を押してすぐに使用するためにも、ほとんどの機器を常時コンセントにつないで使用できるように待機させています。この待機状態の家電が2個程度であれば、さほど電源コードの存在は気になりません。

ところが5個以上となると、床に散乱しているコードが目立って景観が悪くなります。たくさんの数になった電源コードを綺麗に収納するには、「配線ダクト」という設備を室内に設けると問題が解決にいたることでしょう。配線ダクトとは1950年に日本の大手電機メーカーが開発したもので、その後世界各国にも普及しました。このダクトが持つ機能は当初は壁や床下・天井の内部に電源コードを収めるためのアルミ製の筒でしたが、今では電源供給も担う機能を有しているのが特徴です。

隠ぺい工法で設置をなされるので、基本は建物の建設時に設置をなされますが、あとから取り付ける外付け工法でも備えられます。昨今では数多くの配線ダクトが各社メーカーから販売されており、それぞれ個性的な機能を持っています。主流となっているのは自在に家電を移動させられるフレキシブルタイプで、医療機関や商業施設・個人住居でも設置されているほどです。この設備を室内に備えることで、電源ケーブルに足を引っ掛けて転倒するという事故も防げます。

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