メガソーラーに使用される耐候性ケーブルの概要

2000年に京都で開催されたG7で、先進七か国は2025年までに温室効果ガスの排出を10%まで減少させるという決議がなされました。これは俗にいう京都議定書であり、日本では翌年の2001年から企業・家庭に向けて再生可能エネルギー機器の普及を呼びかけるようになったほどです。現在では、新電力会社と呼ばれる再生可能エネルギー機器を用いた電力会社も続々と設立され、メガソーラーを用いた発電で電力を供給されています。このメガソーラーは主に、沿岸部の広大な敷地に設置されています。

1枚のパネルで約1、000kwhの発電を可能にしており、一般家庭の1週間分の電力を畳1枚程度のパネルで賄えます。メガソーラーには耐候性ケーブルというものが備わっており、これが蓄電池と接続されて発電した電力を備蓄できるのが特徴です。耐候性ケーブルの概要を詳しく見ていくと、直径20cmの非常に大きなケーブルになっています。内部には銅線が12本備わっていて、一般的な電線の約10倍の太さです。

耐候性ケーブルは外気温の変化と、塩害に対して非常に高い耐久性を持っているのが特徴に挙げられます。計4つの層からなる絶縁体は塩化ビニールの凍結防止と、ウレタンのUV遮断も兼ね備えておりあらゆる条件下のもとでも耐えられるものです。特に寒冷地の場合は通常の電線ではすぐに劣化するので、必ずメガソーラーパネルの耐候性ケーブルを取り付けて対応されています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *